いよいよ大会最終日! 肌寒さを少し感じるものの爽やかな空気の中、A・Bグループの1位〜4位同士による順位決定戦が行われました。
第1試合は、国立台湾体育運動大学B vs 琉球大学の7位決定戦。
サイドでのボールの奪い合いが続いた前半21分に台湾Bが先制。ハーフタイムの琉大ベンチでは「奪えるところは奪えている。あとはシュート。しっかり打っていこう。」という指示が聞かれました。後半13分に台湾Bが2点目を奪いますが、琉大もあきらめず18分、FW笹澤選手からのパスを受けたDF大月選手のゴールで1点を返します。その後、3点目を決めて逃げ切った台湾Bが7位になりました。
試合後、台湾Bの39番・FW・陳泓維選手に大会の感想を聞きました。
「僕は今大会が初参加です。ゴールはなかったですが3アシストを記録できてうれしいです。このようにいろいろな国と試合ができる機会はほとんどないので、とても貴重な経験になりました。」
第2試合は、国立台湾体育運動大学A vs 沖縄大学の5位決定戦。
前半6分、沖大がPKで先制。対する台湾Aは13分、右からの折り返しを中にいたMF江選手が落ち着いて決め同点に。34分、FW安里選手がゴールを決めた沖大が2-1リードで折り返します。後半は、中盤で奪ったボールを、抜け出した前線にシンプルに送るパターンがハマった台湾Aが得点を重ね、6-2で勝利。5位になりました。
第3試合は、澳門大学 vs 名桜大学の3位決定戦。
選手同士が激しく言い合う場面も多々ある熱い試合に。前半7分、名桜MF矢尻選手のCKが直接ゴールへ。40分には矢尻選手のCKをセンターバックの伊福選手がヘディングで決め2-0リード。ハーフタイムの澳門ベンチではルイス監督が「コミュニケーションが足りない。2失点目は声を掛け合えば防げたはずだ。声を出していけ!」と檄を飛ばします。名桜が3点目を決め3-0としますが、前回大会よりも明らかに強くなった澳門は、その成長を示すかのように終了間際に1点を返しました。名桜は、どの試合でも最後まで集中力を切らさず戦い抜く全員サッカーで、前回大会7位から大躍進の3位になりました。
試合後、澳門の19番・FW・Theo Chapdelaine選手に大会の感想を聞きました。
「僕は初参加です。グラウンドや設備など環境面ももちろんですが、交流会なども含め、とても素晴らしい大会だと思います。日本には何度か訪れたことがありますが沖縄は初めてです。日本の方々はいつも優しく歓迎してくれるのでうれしいです。個人的なプレー面では、2ゴール決められたことはうれしく思いますが、ゴールチャンスを何度か逃したのが悔しかったです。」
第4試合は、沖縄国際大学 vs 沖縄国際大学FCの優勝決定戦。
沖縄国際大学のトップチーム(以下、沖国)とサブチーム(以下、FC)によるガチンコ対決。下剋上を狙うFCがMF大城選手の2ゴールでリードします。沖国はそこで目が覚めたのか30分、32分、36分に立て続けに得点し逆転すると、自陣でボールを持つ時間をどんどん増やしていきます。後半は失点を許さず3得点をあげ6-2で試合終了。沖国が優勝し、大会4連覇を果たしました。
第1回大会から4連覇している沖国を破るチームが出てくるのか!? 次回大会も楽しみです!!
【大会最終日試合結果】
第1試合 7位決定戦
国立台湾体育運動大学B vs 琉球大学
3 – 1
(前半1 – 0 後半2 – 1)
第2試合 5位決定戦
国立台湾体育運動大学A vs 沖縄大学
6 – 2
(前半1 – 2 後半5 – 0)
第3試合 3位決定戦
澳門大学 vs 名桜大学
1 – 3
(前半0 – 2 後半1 – 1)
第4試合 優勝決定戦
沖縄国際大学 vs 沖縄国際大学FC
6 – 2
(前半3 – 2 後半3 – 0)
◆大会最終結果◆
優勝 沖縄国際大学
準優勝 沖縄国際大学FC
3位 名桜大学
4位 澳門大学
5位 国立台湾体育運動大学A
6位 沖縄大学
7位 国立台湾体育運動大学B
8位 琉球大学
敢闘賞 澳門大学 4番・MF・Fong Chi Wa選手
MVP 沖縄国際大学 35番・MF・大城竜真選手